スカイプ結婚日記:大震災で帰国ラッシュ 平成23年3月16日(水)

東京入国管理事務所千葉出張所は帰国ラッシュ 

家内(玉麗)のビザ更新の期日が3月18日だったので、千葉の入国管理局にでかけました。

車のガソリンが少なくなっていたので「電車で行こうか」と相談していたのですが、30分以上並んで、運良くガソリンを買うことができたので、車で行くことにしました。
※前回は1リットル129円で買えたのが144と高くなっていました。

でも車で行って本当に良かったです。

当中あちこちの給油渋滞で、千葉市役所前のコミュニティーセンター内の入国管理事務所に辿りついたのは12時を少し回っていました。

入管に着いて驚いたのは、今まで見たことがない程の人人人でした。

「今日はコミュニティーセンターで何かイベントでもあるのかな?」と思ったら、中国人、フィリピン人他数々の在日外国人でした。

彼らは、日本にいる危険を感じて一時帰国をしようとしている人達でした。

緊急に帰国する人たちは、落ち着いたら日本に再入国するので、「再入国許可」が必要なのです。

人ごみを分けて、すぐに順番の整理券を発券機からとりました。

整理券には【 697番 12:03 11:06 】と書いてありました。

この意味は、「11:00以降に来た人が500番から始まり、12:03に発券した679番目」であり、朝8:00台から500人 来客が500人を超えると次は又500~999番になり、その繰り返しという話です。

我々の前に恐らく500人☓5~6回=2500~3000人が来ているという意味です。

来客整理の係の人に「どのくらい待ちますか?」と聞いたら
「わかりません。多分3時間以上・・わかりません。」との返事です。

あきらめて「明日出直す」こともアタマをよぎりましたが、
「多分明日も同じだろう」と思い直して、とことん待つことにしました。

私たちは、コミュニティーセンターの外に車を止めて、そこで待つことにしました。

もし電車で来ていたら、大勢の人たちと同じようにビルのあちこちの床や階段で長時間待つことになったでしょう。

「車で来て本当に良かったね。」私は言いました。

3時間くらい車中で待ってから大勢の人が群がる受付前に行き、人員整理の係官に「今どのくらい進んでいますか?」と聞くと
係官:「今8時台に来た人たちの処理をしています。」というのです。

私:「え! 8時台??? 12時に来た私たちはいつまで待つのですか?」
係官:「わかりません。」
私:「今日中にできますか?」
係官:「遅くなってもやる予定です。」
もう、何時間でも夜中まででも待つ腹を決めるしかありません。

結果的にビザ更新と再入国許可申請が終わったのが 午后8時前でした。

家を出たのが9時ゴロで、終わって家に辿りついたのは夜の9時を回っていましたから、12時間のビザ取得日になってしまいました。

どえらい一日になったものです。

でも、3年の長期滞在ビザと数次再入国許可をもらえたので、ひと安心です。

次は、妻の永住許可申請です。

以前は日本人配偶者の永住には5年が必要だったと記憶していますが、
今は3年で永住権が取れるとの話です。

3年のビザはありますが、来年は永住ビザの申請をしようかと話しながら帰宅したのでした。

それにしても、入国管理事務所に数千人の在日外国人が詰めかけるとは、なんということでしょう。

未曾有の大震災と原発事故はこんな所にも「帰国ラッシュ」とう大きな影響を与えていたのです。

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